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知識0からDIYで埋込式のダウンライトを引っ掛けシーリングのライトに変えました

こちらはおうちハック Advent Calendar 2022の1日目になります。

 

自宅にダウンライト(埋め込み式のライト)があり、そこのランプが切れたので新しいのを買いました。

 

変わった形のライト

 

ただ、LEDランプに交換しても電気がつかずどうやら本体も交換しないといけない状態でした。

しかし、この型番のランプをつけるダウンライト本体自体が廃盤のようでそちらは交換ができないとのことでした。

 

そこで、この買ったライトは諦めてすぐにライト本体ごと交換できるように引っ掛けシーリングに交換することにしました。

 

交換方法

電気工事士の免許をとる

まずは申し込み(2022年3月下旬)

電球の交換ならそのまま交換すればいいのですが、埋め込み式の電球の場合まずは電気工事士の免許が必要です。

ちょうど第二種電気工事士の申し込み期間なので申し込みをしました。

公式サイト

 

筆記試験を受ける(2022年5月下旬)

筆記試験がまずはあるので、まずはせっせと勉強します。

自分はテキストと動画、あとは問題集のアプリをぽちぽちして、8割以上は取れました。

この本おすすめです

 

今はYouTubeに分かりやすい動画がたくさんあるのですごく勉強がしやすいです。

 

そういえば、計算問題は捨てるなど書いてある記事がありますが計算問題は試験の一番最初に出題されるため、ここができないとメンタル的にきつそうです。

なので、普段からプログラムなど書いている方はここも学生時代を思い出して対策した方がいいと思います。

そして、複線図の問題は実技でも役に立つので何度も3色ボールペンで練習をしておくと良いです。(実技は合格発表からは1ヶ月しかないので)

 

なかなか遠い試験会場でした

 

ここで無事合格したら次は実技です!

 

実技試験を受ける(2022年7月下旬)

筆記が受かると次は実技試験です。

 

実技に関しては、筆記と違って道具と練習用の器具一式を揃えるのにまぁまぁお金がかかります。

練習キットに関しては短く使うことで再利用できるので1回分を購入で良いかと思います。

ちなみに下の画像の一回分セットで1万8千円もします。

道具は基本セットが売っているのでこれを買っておけば一旦はokです。

 

ただ、社会人にとって時間が何よりも大事なので、VA線ストリッパー(配線を向くのに楽)や通電確認キット、収納用の腰袋など必要最低限以外の課金もガンガンしていきます。

 

個人的に特に買って良かったのは腰袋で別に腰につけるわけではなく机に置いて使うのですが、道具の定位置が決まるだけで作業スピードがかなり違いました。

特に実技は制限時間があるので時間との戦いですのでこれは個人的に絶対買いです!

腰袋!

あと、練習時にコンセントからコードをはずためだけに使っている合格マルチツールもおすすめです。(いろいろな用途に使えますが、それにしか使っていない)

 

作業内容自体は特に難しい作業はないのですが、誰かに見てもらうわけではなく本と動画を見ながら勉強するので、本当にこれでいいのか?という気持ちと落ちたらまた半年後かという緊張感がありました。

 

会場は幕張メッセでものすごい多くの方が同時にやる迫力がある試験でした。

会場によって出題問題が違うのですが、自分のところはシンプルな問題でかなり時間が余って終わりました。

 

そして、2週間後に合格をWebで確認。その1週間後にハガキがきます。

さらに1週間後に免許交付集中日があるのでその日に写真などを用意して、免許の交付申請をします。

 

免許を受けとる(2022年9月下旬)

すると、3週間後に免許が簡易書留で届きます。

 

これで免許所得は完了です。

ここまで6ヶ月

 

ダウンライトの交換を行う(2022年10月上旬)

まず、ブレーカーを落としてダウンライトを外します。

 

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引掛シーリングの指定された分のケーブルを剥き、Wの方にホワイトに白い配線を入れて完了です。

ここら辺は実技試験でも出題される内容なので上記の免許を持っている方なら100%迷わないかと思います。

 

 

電気工事士の資格を取ってみて

今まではコンセントが遠い時にどうやって配線を隠そうかなと考えていたのですが、免許を取るとコンセントを増設するという選択肢ができます。

また、今回のように埋め込み型のライトの交換などもすぐにできるので自宅のDIYの幅が一気に広がった気がします。

免許取得まで約6ヶ月と取るまでの時間と費用はかかりますが、資格の難易度は高くないので自宅を自分で改善したいという方は取っておいて損はない資格かと思います。

特にプログラマーなどのITエンジニアの方はデスク周りを改良したいという気持ちでいっぱいだと思うのでぜひ検討してみてください!

 

おまけ(かかった費用)

ちなみに交換するのにかかった費用は以下の通りです

つかなったライト 1800円

第二種電気工事士試験の受験手数料 9,300円

実技対策用工具と本 28,334円

ホーザン 合格マルチツール DK-200(650) キーバックリール(727) 腰袋(1,267)

ビクター VA線ストリッパー(6957) ホーザン 第二種電気工事士技能試験 練習用部材 DK-51 1回セット( 16,643) ぜんぶ絵で見て覚える第2種電気工事士筆記試験すいーっと合格(2090)

アイリスオーヤマ LEDシーリングライト  2100円

合計 41,534円